さて、こちらのHPでは走行会の一連の投稿以来。
当店のfacebookページの方では、先週の週末に九州は大分県にございますオートポリスで行われた
スーパーGTの出張の模様が最後でしたでしょうか。
どうも、ご無沙汰しております。
急にトップ画像が変わって驚かれた方も大勢いらっしゃるかと思います。
が。多くは語りません。多くは語りませんよ!!
ただ、言えることは・・・今年はオプション2お遊び耐久レースがなく、皆で集まれる祭りの場が少ない。と言うこと。
えぇ。ですから、その場を設けようと店長は日夜、祭りごとを考えておいでです。
そして、次のイケニエ素材はコレですっ!!
何やら『草ムラのヒーロー』(様々な事情から放置されたボロボロの廃車)略して草ヒロと化している車たち・・・。アーメン。
この中に、イケニエが居ます。
・・・と言うか、この草ヒロたち、いい加減、片付けて下さい。(従業員、談)
そして、噂のイケニエは、コイツだっ!!
もちろん、前から見ても、右から見ても、後ろから見ても、どこからどう見ても、ボロいです。
ボンネットのクリアのハゲ散らかし具合が、まるでウサギに見えて可愛らしいですね。
でもね、これ。これでも、かつての従業員でした『まっすん』さんこと桝谷の形見なんですよ。
今のお客様の中には、桝谷をご存知ない方も多いかとは思いますけど、メッチャえぇオッサンやったんですよ。
炎天下に洗車して大変そうやな~と思ってたら、すぐに疲れた~言うて、気が付いたら休憩してて、
お客さんとオモロイ話しながら笑いに包まれてるような、愛嬌たっぷりの愛すべきオッサンでしてん!
そのまっすんさんのお陰で当店の店長は、マツダの本拠地広島にいらっしゃいます開発関係者の方々と
お知り合いになれた・・・と言う功労者でございます。
で。
亡くなられたときに、ご家族の方はMT車には乗られないので、店長にどうぞと形見分けで頂いたのですが・・・。
それゆえに売るわけにもいかず、普段から乗るかと言われると乗りもせず・・・結果、草ヒロとなりました。
ちなみに、中のボロボロ具合はこんな感じです。こんなん↓
※でも、まっすんさんは大事に丁寧に乗ってらっしゃったので、かなり綺麗でした。
JAFさんのステッカーが運転歴の長さを物語っておりますねぇ。
走行距離は自信満々の19万7千km!!走ってます!!
ロードスターへの愛の証が至るところに。
でも、ダッシュはツヤツヤぴかぴかです。
最初、石橋さんのタオルは一体何のために敷いてあるのやら?と思っておりました・・・ら。
予備検を取るにあたりハードトップを外したときに分かりました。
何と、新車時から一度も交換したことの無いというソフトトップ。見ればこちらもツヤツヤぴかぴか。
そして泣き所のアクリルの窓も、薄~~~く黄ば始めてはおりますが、ほぼクリア。
スリキズ?そんなものはございません。車内までツーツーに丸見えです。
それもこれも、石橋さんのタオルで紫外線カットの賜物でございますね!
ちなみに、石橋さんのタオルは黒文字のところが焼けて茶茶けておりましたよ。紫外線強し!
まっすんさんの忘れ形見なタバコの吸殻。
と、得体の知れない配線の数々。計器・・・類・・・??は、残念ながら使いません。
トランクの中にも色々なお土産が。よく分からない燃料添加剤ですとか、使えるのか使えないのか分からない
中古部品ですとか、車内なのにホコリを被ったバッテリーが歳月を感じさせます。
エンジンルームは・・・まぁ、小奇麗な状態で保たれているかと・・・。
これまた得体の知れないホネらしきものが鎮座されてますけどね。ネコかイタチのしわざでしょうか。
これは載せたまま走るらしいですよ(白目)
さて、それでは救出大作戦、開始です。まずはバッテリーを交換し、自力でエンジン始動できるように。
続きまして、回りのお邪魔なお車達には片隅に寄って頂き、まっすん号をズバーーーッと引きずり出します。
ちなみに上記の大移動は、私が出払っている間に行われておりましたので、店長自ら車を移動させては写真を撮る、
を繰り返して記録に残した、入魂の写真達です(笑)
エンジンが始動さえしてしまえば、意外と(失礼)マトモだということが判明致しました。凄い!
形見分けとして遺されてから延べ4年。日頃からメンテナンスをきっちり行っていれば、青空駐車で4年
雨ざらしになっても(外装はともかくとして)機関系ってのは生きてるものなんですね。
ウエストリバーは謎のロードスター祭りの真っ只中でございます。
早速、ちゃきちゃきジャッキアップ!
さすがに鉄の塊ブレーキローターは、ちゃびっちゃび(錆々)になっておりますので、磨きました。
それでもブレーキキャリパーのピストンは固着してないってんだから、大したものです。
下廻りにも若干のサビは浮いてきてますけれど、雪国や沿岸部の車にしてみれば程度良好ですね。
本当、外装だけ何だかな・・・。
そうそう。確か譲り受けた当初からエンジンオイルが減るとか何とか。
ジャッキアップしてなるほど納得。ミッションケースがオイルでビタビタになってます。
恐らく、クランクシールかと思われます。部品を発注して・・・いつも通り、Z-SPECさんにポーイ!
しかして、こちらのロードスター。整備を行い、何に使うのか・・・。
タイトルに答えが載ってたりしますが、そこはご愛嬌。
譲り受けた当初より、このロードスターが生きる使い方に頭を捻っておったのですが、さすがにこのままではイケナイ!!
と、ご自身でお尻に鞭打った店長。丁度今年からオプ2耐久も無くなり、やる事が無くて暇なので、
いよいよ考えを実行に移すときが来たようです。
その復活の舞台に選んだのが、まっすんさんの縁も所縁もある広島、のお友達の方々も参戦されていらっしゃる
マツダファンフェスタでございます。
マツダのマツダによるマツダファンのためのフェスティバル。マツフェスですね!
その中の一枠。マツダファン・エンデュランス(マツ耐)!!
はい、耐久レース大好きな当店ですので、当然エントリーするのは耐久レースです。
それも、今までの耐久とは一味違う耐久となっております。
と申しますのも、マツダが耐久レースへの敷居を下げるべく、ナンバー付き車を前提とし、ロールバーや4点式シートベルト着用を
義務とせず、何よりも一番大きな違いはレース中の給油は禁止の点に尽きるでしょうか。
えぇ、ガソリン満タンからスタートして2時間半、無給油で耐久をするエコな主旨となっております。
スプリントレースや、今までの耐久レースのようにラップタイムが早ければ勝てるレースではないのです。
あくまでも完走することが目標です。途中、いかに速くてもガス欠でチェッカーを受けられなければリタイヤ扱いです。
でも、トップクラスの車輌は初代ロードスターで岡国1周2分切るんですよ。やっぱり、速さも大事。
燃費とタイムの両立・・・ム・・・ムズカシイ・・・!!!!
恐らく、今までのどのレースよりも綿密な戦略が必須のレースとなりそうです。
もちろん、事前のデータ収集もマスト。と言うわけで、本日ギリギリ予備検査を通してきたばかりの
出来たてホヤホヤNAロードスター まっすん号は、水曜日に店長自らテスト走行に向かうようです。