お待たせしましたっ!
皆様お待ちかね(?)、オプ2お遊び耐久の詳細をご報告したいと思います。
なかなか思っていた以上に遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。
さて。レース当日。お空の模様は晴天なり、晴天なり。
朝からお店に集合~、とクルマを飛ばしていると、普段バイブレーション設定のはずの携帯から警告音のような着信音が・・・。
なんだっ!?と思ったら、緊急地震速報。
場所は播磨灘とか。しかも、震度6弱と言えば結構な大きさ。思わず阪神淡路大震災の記憶が蘇ってきたのは、私だけではないはず・・・。
しかし、クルマに揺られていたせいかあまり揺れを感じないまま(川西市は震度3くらいだったらしい)、お店に到着。
時間もおしていたためか、地震の話には触れず、出発。(というか、先発隊は既に出発しておりました)
かくして、軽バンに荷物フル満載にして、なおかつ乗員2名。トラクションの掛かりだけは最高だぜ!という状態の中、中国道を西へ西へと向かいました。
~後で聞いた話~
ちんたら登坂車線を走ってるし、おっそいなぁ。後続車に気を遣ってるのだろうか?と思っていたら、本気のフルスロットルで時速80キロが限界いっぱいいっぱいだったそうです。
まぁ、テント2張やら事務机4台やらを始め、折りたたみチェアいっぱい、工具箱4箱、その他備品が買い物カゴ2個分、その他小物・・・とは言えない大物備品が単発でゴロゴロっと。
今にして思えば、何をそんなに持って行ってたんだろうとも思うけれども、きっと必要だったんでしょう。
そして、あまりに緻密な計算のもと積み込まれたそれらの荷物は、帰る頃には積み方を忘れられ、案の定、積みきれませんでした。
余った荷物は社長の自家用車、いつまで走らせるつもりなんだジーゼルグランビアに積載することに。ちゃんちゃん♪
話を戻しまして。セントラルサーキットへ向かう途中、地震のため制限速度50キロ規制がかかっていたり、携帯には電車が運転見合わせのメールがバンバン送られてきたり、今日は無事にレースが開催されるのか本当に不安だったんですけれどもね。
しかし道中、同じ方向を向いて、いかにもそれっぽいクルマを積んだ積車や、それっぽい自走してるクルマに追い越されたりしまして、きっと目的地は同じだと。レースは開催されるのだと、根拠のない自信も持ち始めてみたり、何だったり。
そんなこんなで宝塚インターより高速約30分。滝野社インターから降りて約20分。次は一人で来い、と言われても絶対道に迷いそうなクネクネ道を経て6時半頃。いざ到着してみれば、ちょうどゲートが開くところでして、朝早い組が既に並んでおりました。
さっき高速で抜いていかれた方々も、やっぱり並んでました(笑)
そしてパドックへ。
さっそくTeam WRのトランスポーター(笑)をピットにつけて、荷物を降ろす降ろす。
7時も回った頃には、ようやくパラパラと他のチームさんも集まってきて、まばらだったパドックも埋まって参りました。意外とゆっくりなようです。
しかし周りにはお構い無しに、どんどん荷物を広げてゆく手際の良いTeam WRの面々。
誰に指示を受けるでもなく、慣れたものでテントをワサワサと広げ、椅子を広げ
393号を積車から降ろしてピットイン。工具の準備に始まり、ピット内の飾りつけにテレビの設置、旗をたくさん立てたりと、たかだか日帰りのレースにそこまでするのかというお祭り具合。
そりゃ、朝一番で来なきゃ間に合いませんわ。
一段落付いたのは、8時頃。ドライバーズミーティングが始まるので、監督とドライバーの皆様は入り口付近のコントロールタワーへ。
残された方々は、しばしのモーニングタイム。
『いつも間際までバタバタしてたような気がしたんだけどなぁ。何か忘れてる気がする・・・。』
とは、副監督のお言葉。準備が想像以上に手際よく片付いてしまい、不安になったようです。
監督、ドライバーさんはベテラン揃いの為、初心者用ドライバーズミーティングへは参加せず。30分ほどでピットへ帰還。
そこで渡された、セントラルサーキット用の計測器を393号にペタペタ。
チームで所持してる計測器もペタペタ。
車載カメラも設置。
ドライバーさん用トランシーバーも設置。
その合間に、ドライバーのシートポジションのチェック。
9時からの練習走行に向け、393号も最後の調整に。
いよいよ1本目の練習走行が始まるというところで、監督から召集がかかりました。
皆で円陣を組んで、チームミーティング。
さて、どんな気合の入ったお言葉を頂戴できるのかと思いきや、開口一番『作戦は・・・無い!』とのこと。
みんなでずっこけながら、どうなるのかと見守っておりますと、レースにかけては熱い男No.1、ナルシーN氏が指揮を執り始め、細かい話を進めていってくれました。
給油のタイミング、ドライバーチェンジの方法、無線の使い方、ピットインの際の各係り担当と、その作業内容、等、気になるところをピックアップしていくナルシーN。
それに対して、今まで何やかんやとレースに参戦してきた時の経験を踏まえて、自ら『ああした方が良い』『こうした方が良い』『どうして欲しい』と提案するTeam WRの皆様。
みんなの意見を取り入れて、アッとゆー間にルールが決まっていくじゃ、あ~りませんか。
しょっぱなに作戦は無い!などと言い放ってしまった監督は、その様子を蚊帳の外宜しく眺め、ミーティングが終わった時にポツリと『だいぶレース慣れしてきたなぁ』と感心しながら褒め称えていらっしゃいましたよ。
元はと言えば、素人の集まりから始まりましたが、回数を重ね、経験を積むと、こんなにも頼もしくなるのですね。
見よ!これぞ、Team WRのチーム力!!
こうして解散後、早速練習走行が始まりました。というか、ちょっと時間がおしてます。
あれだけ準備していたにも関わらず、なかなか出走できない393号。
何と言っても、当日まで誰が手伝いに来てくれるのかサッパリ分からないTeam WRですからね!係り担当も、毎回変わるんですよ!
今回も、ドライバーチェンジの補助やタイヤの空気圧の調整など、ひとしきり練習を終えてようやく出走。
タイムはまずまずの”1:35.890″。
タイムもさることながら、セッティングを詰めていく為の練習走行という意味合いも強く、タイヤの空気圧をナンボにするか、冷えてたタイヤ内の空気が暖められて空気圧が上がるであろうことを想定し、その調整をどうするのかなど、細かなやり取りをしながらの走行となりました。
1回目の練習走行が終わったところで、気が付けばパドックには会長の姿が・・・いつの間に?
そして既に、テーブルの上にはコンロや鍋など炊き出しの用意が万全に整っておりました。おぉっ、早業っ!
炊き出しのお手伝いをしているうちに、コースは2回目の練習走行に。
例の足廻りやエンジンなどシティの様子を点検しもって、さらにピットイン時の綿密な段取りを相談しながら、練習しておりました。
だいぶ、当日のメンバー間の連携もサマになって参りましたよ!
今回のベストラップは”1:34.755″。
なかなか調子が上がってきてますね。
ここいらで、炊き出しの用意も整い、昼からの予選に備え、皆で腹ごしらえ。
朝から気温もさることながら、風が強くて肌寒い思いをしておりましたので、温かいおでんやカレーはありがたいものです。
ドライバーさんはそっちのけで、チームのみんなは手の空いてる人から順にお腹を満たしていっておりました。
ご飯、この場で炊くんですよ!しかも麦ご飯!ちょっとヘルシー♪
カレー、ごろごろジャガイモが入っておりまして、お肉もたくさんで非常に美味でございました。
おでんは、こんにゃく、玉子が人気ですね。鶏肉から良いおだしが出ておりまして、コクのあるお味になっておりました。
お大根は前日から下ゆでもきちっとされた、芯まで柔らかい味の染みたスペシャルな一品。
味見されてみたい方は、オプ2耐久開催日のセントラルーキットまでお越しやす♪
と、テーブルの前に行列を作りながら束の間の休息を経て、いよいよ予選開始の時刻が迫ってきました。
いざ走り出してみれば、安定した走りを見せてくれる393号。
しかし、後日談。なかなか一本丸々を上手にまとめることが出来なかった、とは世界のF市氏の反省のお言葉。
ノーミスで一周というのは、やはり想像以上に難しいようです。
それでも、強豪ひしめく中”1:34.188″となかなかの好タイムを叩き出してくださいました。クラスの中ではトップですよ。
本戦は、11番手からのスタートになります。
というところで長くなって参りましたので、後半へ続く。
~オマケ~
同日、練習走行の合間に30分×2本の自由走行枠があったりしたのですが、そこで見かけたバカっ速の白いFDが密かにウワサになっておりました。
オプ2耐久に参戦してるチームでないのは確かなのですが、一体どこの誰ぞや?と探りを入れておりましたら、なんとっ!
スーパGT300に参戦中のTEAM RQ’sのドライバー、和田 久氏がどこぞのデモカーのテストランの為に来てらっしゃったそうな。
2本間の走行枠が終了後、ご丁寧にも当チームまでご挨拶に来て頂きました。
世間は狭いものですねぇ。