ウエストリバー

WestRiver オリジナルマフラー スペックM**開発裏話**

2009年
2009年のスーパー耐久レース・ROUND6 岡山国際サーキットで、当店が応援している「WW2 RX-7 78号車」と同じクラス3で戦い、最終的にクラス3のシリーズチャンピオンに輝いた「5ZIGEN NSX 5号車」(ROUND6ではWW2 RX-7はクラス2位。因みに5ZIGEN NSXは4位でした)の縁で5ZIGEN営業H野氏とお話する機会があり、「何か共同で商品が創れたら良いね」と言う会話が交わされたのが発端で始まっ た、オリジナルAE111用マフラーの開発。
途中、紆余曲折しながら2010年4月15日に無事完成致しました。
ここでは開発裏話として、いかに悩み・迷い・5ZIGENさんに迷惑を掛けながら開発を進めて行ったかをご紹介させて頂き、このマフラーの趣旨をご理解頂ければと思っています。

2010/01/14(木)
「途中でコンセプトの変更。」

商品コンセプトは「純正にプラスα」の筈が…
4ドアセダンに装着するマフラーは、大切な方を後席に快適に乗って頂くためにも音量・音質にコダワリが必要になります。
そこで、純正マフラーの良さを生かしつつスポーツマフラーに交換した感を確認して頂けるよう純正線上プラスαの音量・音質・質感を考慮する。
が、このオリジナルマフラー企画当初のコンセプトでした。
このコンセプトに従い1月中旬、5ZIGENさんで試作1号が完成しました。

試作品が出来上がり、5ZIGENさんに伺うと開発担当のM氏が自信満々の笑顔で「ご希望されたドンズバのサンプルが出来ましたよ」と…。
スプリンターセダンGTに装着された状態で品質・質感のチェック、次に試乗して音量・音質・性能のチェックを行いました。
当店スタッフの感想は…。
・本当に純正に毛が1本生えた感じ。
・砲弾マフラーが得意の5ZIGENさんがココまで純正チックなマフラーを作られたのはスゴイ。
・タイコがデカイ。
・ステンレスが光り過ぎて存在感が有り過ぎ。
・中低速のツキは良いが、高回転の伸びが足りない感じ…。
・タイコの中心からエンドパイプが出ていないのが不満。
・純正より静かなのでは?
等、好き勝手な意見ばかり…。
その場では纏まりそうも無いので、店に戻ってからスタッフミーティングを行う事にしました。不穏な空気を感じ取った5ZIGENさんに手を振られながらを後にしました。
帰りの車中から意見交換を行いますが、当然の如く纏まりは付きません。
結局、この日は結論が出せず。

翌日、社長から「品質と性能を追求する。音質は拘るが音量はおまかせ」で行くぞ。と…。
全然違うじゃん!、方向性が全く逆じゃん!とスタッフの声。
社長はそれらを無視して、再度5ZIGENに向かう。

5ZIGENさんに到着すると、スプリンターには昨日とは違ったタイコとテールエンドが仮止めされていました。
5ZIGENさんなりに考え改良して頂いた模様。さすが5ZIGENです。

合同ミーティング上で、社長が決断したコンセプトを発表する。社長・スタッフ共、急なコンセプトの方向転換に5ZIGEN側のスタッフに頭を下げるが許して貰えず…。
てな事は無く、心の広い方々で快く?受け入れて頂きました。ただ、アドバイスとしてマフラー交換して後悔する一番の理由が音量だそうです。音量に対する家族からクレーム。
それ以上に近隣からの騒音のクレームが多いとの事でした。
確かに早朝の暖気運転や深夜帰宅時は、音量が大きいと気が引けるのも理解出来ます。
しかし、当店のお客様は、かなりの確率でサーキット走行も楽しまれていて、スポーツ走行時の音量・音質は重要な要素なのも事実です。
果たして両立出来るのか?

今回の試作品は通常の2ピースでは無く3ピースで作られています。
何故かと言えば音質・音量の要望にタイコ部以後を交換可能とし、数個の試作品の付け替えを行うのに都合が良い為である。
この試作の為に作られた仕様を販売商品に生かして、タイコ部以降をTPOで交換出来るように出来ないかと意見が出ました。(面白い!)
社長も乗り気。
「それが可能なら両立出来るよな~。5ZIGENさん、出来ないかな~?」
5ZIGENさんの回答は…。
「可能です!」(素晴らしい!)
これは、一応技術的に可能と言う事ですが販売形態等の問題もあり、先行して当初コンセプトのマフラーを完成させる事に集中して頂く事でこの日は終了。
5ZIGENさん側はこの後、当店がOKした試作品を元に治具(ジグ)の作成に着手して頂きました。

上の写真をご覧頂ければ、拘って作ったマフラーエンドとタイコの位置関係が良く判ります。
装着されるクルマが4ドアセダンなので、4~5名乗車する事を考慮し、タイコ部分を出来るだけ上部に位置させ、車止め等への接触を軽減するよう考えた上でのセッティングです。

治具は寸分の狂いも許されない為、肉厚の□型鋼を使い長期の使用にも耐えられる立派な治具が完成しつつあります。
以上が現時点の製作状況で、もう直ぐこの治具を元に量産試作品が出来上がって来る予定です。

 

2010/02/10(水)
先週中には量産試作品が出来上がる予定でしたが、少し遅れて本日(2月10日)に届けて頂きました。
試作品と言っても量産見本なので出口部分やタイコの表面の仕上げもピカピカ。
メインタイコ下部にはレーザー刻印されたWestRiverのプレートが輝いていて、本当に美しい仕上がりです。

  

当然、私達もこの量産仕様のマフラーには乗っていません。
最終試作段階で要望した事項が取り入れられたこのマフラーの試乗が本当に楽しみです。
太いトルクで扱い易さを重視しつつ、音質・音量共に純正のプラスαを5ZIGENさんは上手に実現してくれていると確信しています。
今後の予定は写真撮影を行い、今週中に実車装着予定になっています。
今週の土日には、このオリジナルマフラー装着車とノーマル車を比較する機会を。と考えています。
お時間の取れる方、是非遊びにお越し下さい。

2010/02/11(木)
今日はマフラーの商品撮影を行うと決心していましたが天気は雨。場所が無く外で撮るしかない私達は天気と睨めっこです。
何とか雨が落ちなくなったのをチャンスと撮影開始。
社長はクルマから商品のバック用にと荷物を…。
私は布切れを予想してたのですが、何と手には「ブルーシート」を自慢そうに…。
撮りましたよ。「ブルーシート」をバックに。

ピカピカのタイコにシートの青色がカブリまくり。
この写真こりゃ使い物にならんな!(とは社長の弁)

2010/02/12(金)
朝一にマフラーの取り付け開始。
無事、取り付け完了した後、お付き合いの有るショップにお邪魔してリフトアップして貰い装着した全体像を撮影。
初めての試乗はショップへの移動でした。その時感じたのは、狙い通りトルクを太くした効果で出足が良い感じ。
街中で走らせていてアクセル開度が確実に少なくなったのもトルク効果でしょう。省燃費にも期待できそうです。
音質・音量も狙い通りの仕上がりです。さすが5ZIGENさん。

比較用にもう一台ノーマルマフラーのスプリンターセダンも準備しました。
まぁ、違いの判らない男達の感想なので、是非この週末はご自分でこのオリジナルマフラーを体感して下さい。
お待ちしています。
試乗の感想等も随時紹介致しますのでお楽しみに…。

2010/02/12(金)
朝一にマフラーの取り付け開始。
無事、取り付け完了した後、お付き合いの有るショップにお邪魔してリフトアップして貰い装着した全体像を撮影。
初めての試乗はショップへの移動でした。その時感じたのは、狙い通りトルクを太くした効果で出足が良い感じ。
街中で走らせていてアクセル開度が確実に少なくなったのもトルク効果でしょう。省燃費にも期待できそうです。
音質・音量も狙い通りの仕上がりです。さすが5ZIGENさん。

比較用にもう一台ノーマルマフラーのスプリンターセダンも準備しました。
まぁ、違いの判らない男達の感想なので、是非この週末はご自分でこのオリジナルマフラーを体感して下さい。
お待ちしています。
試乗の感想等も随時紹介致しますのでお楽しみに…。

2010/02/25(金)
更新が遅くなって申し訳ありません。
前回紹介しましたように、2月14日のバレンタインの日曜日にマフラーの比較会を行いました。
実は量産試作品のマフラー以外に高回転の伸びを重視した(音は少しこちらが大きい気が…)試作2号機も試して頂きました。
その結果、皆さんの意見がバラバラに…。
この2本はノーマルと比較して低中速重視か、高回転重視の違いなので確かに悩むのも理解できます。
そこで、21日の日曜日にWestRiverのホームグランド中山サーキットで走りの比較テストを行いました。
比較したのは、
●純正ノーマルマフラー
●試作1号(中速重視・音はノーマルプラスアルファ)
●試作2号(高回転重視・音は試作1号より少し大きい)
●TRD製マフラー
の4本を持ち込みました。テスト車両はマフラー作成時5ZIGENで採寸した店のノーマルスプリンターGTでは足回り・ブレーキに不安があるので、お客様のカローラGTを使わせて頂きました。
カローラGTの仕様は、 足回り:オリジナル車高調
タイヤ:フェデラル・595RS-R・205/50R15(新品)
ブレーキパット:ウインマックス・ZELOS・CF5
エキマニ:フジツボ製
と言う仕様でエンジンはノーマル、当然触媒も付いた状態です。
ドライバーはこのクルマのオーナーに依頼しました。
彼は、サーキットを走り込んでいて常に安定したタイムを出されるタイプの方です。

テストは上記の順番に行いました。この日新品タイヤを持ち込みました。
しかし、タイヤや気温、路面状況の変化によりタイムに影響することが予想されたので、タイムは参考程度に留め、ドライバーの感覚を重視しました。 カローラで1周1分10秒程度の中山サーキットではタイム差はコンマ数秒の違いしか無かったのが現実です。
コンマ数秒は、他のクルマも走行していたので誤差の範囲でしかないでしょう。
ちなみに試作2号の1分9秒671がこの日のベストタイムでした。

実際にドライブした彼の感想は…
「タイムに現れている以上に感覚的にはキャラクターの差が大きかったと思います。」でした。
ノーマルマフラーを基本として評価すると…。

まずは
●「West River試作1号」
街乗りメインで考えるとスタート時からトルクが出て低中速のアクセルのツキは一番良く走り易い。だが高回転の伸びはノーマルと同程度の感じ。

●「West River試作2号」
スタート時のトルク感はノーマルと同程度。しかし中速から高回転までキレイに回転が伸びる感覚がする。音量が試作1号より多少大きいのも気持ちよく感じさせるのかもしれない。

●TRD製マフラー
音質・音量はノーマルよりスポーティだが回した感覚はノーマルに一番近い感じ。
でした。ただ、このTRD製マフラーは下取り車に装着されていたモノで、使用期間や使用環境が不明なので参考程度でご理解下さい。

以上の評価でした。

当店としては当初のコンセプト「純正線上プラスαの性能・音量・音質・質感にこだわる」の考えを忠実に実現し、トルク重視・ストリートでの乗り易さを追求した「West River試作1号」を「West Riverオリジナルマフラー スペックS」として販売を開始する事にいたしました。
現在も走りを楽しめる貴重なAE111のポテンシャルアップを可能とする「West Riverオリジナルマフラー スペックS」の装着を、この機会にご検討頂けば幸いです。

2011年2月現在、「West Riverオリジナルマフラー スペックS」は申し訳ありませんが完売しました。

2011年6月、オリジナルマフラー第2弾として音量がスペックSより多少大きく感じた「West River試作2号」を「West Riverオリジナルマフラー スペックM」として販売開始致しました。(新品時の音量試験では充分規制値内をクリアしています)

マフラーのサウンドサンプル

★マフラー交換時のオススメ★

今回、スプリンター1台、カローラ2台にマフラーを取り付けましたが、どのクルマもエキマニ部のサポートブッシュが劣化していました。
このサポートブッシュが劣化していると、触媒位置が微妙に変化しマフラーの取付け精度に影響し、稀にボディ・バンパーと干渉する場合があります。
サポートブッシュを交換する事で、マフラー全体の揺れ等、剛性も上がりバンバーとの干渉も無くなりますので、是非マフラー取付け時、サポートブッシュの交換をお勧め致します。

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